パッケージ
2023/07/20

パッケージデザインの依頼ってどうしたらいい?

今回、こちらのコラムでは、これからパッケージデザインを作成する方必見の「デザインの作成方法(自作/デザイン会社に依頼)」に関する情報と、「デザイン会社へ依頼する際に知っておきたい事」などについて、詳しくご紹介したいと思います。

1.パッケージデザインの作成方法(自作or依頼/メリットとデメリット)

 

 

パッケージデザインの仕様として一般的なものは、パッケージ(入れ物)自体にデザインを印刷する方法、または、パッケージ(入れ物)にデザインしたラベル(シール)などを貼り付ける方法です。

そして実際にパッケージデザインを作成する場合は、
・自社で作成する
・デザイン会社へ外注する
のいずれかになるでしょう。

「自社か…外注か…」と迷うところですが、参考に「自社」「外注」のメリットとデメリットについてお伝えします。

 

<自社で作成する>

 

パッケージの仕様が確定しロット数が少ない場合や、費用を抑えたい場合は自社で作成した方が効率的な場合もあります。

現在は、テンプレートでラベルが作れるサービスもありますが、文字のフォントやイラスト等のデザインの幅がかなり制限されます。
また、デザインソフトを自社で使用するにはある程度の操作知識も必要、かつ、展開図やサイズとデザインを合わせることにも注意が必要です。

 

<デザイン会社へ外注する>

 

競合が多い市場で販売する、提案を求めている、訴求効果を追求したい、などの場合はプロのデザインを採用しましょう。
デザイン会社であれば、依頼者のイメージが固まっていない場合も、商品の魅力を客観的に捉えたターゲット層に売り込める提案をしてもらえるでしょう。

ただデザイン会社へ依頼する場合はデザイン費用やプランニング費用が掛かりますので、あらかじめ販売計画の一部として組み込んでおく必要があります。

 

2.パッケージデザイン作成 ~依頼前にやるべきこと~

 

 
こちらでは、デザイン会社へ依頼する場合に事前に押さえておくべきポイントをいくつかご紹介します。

 

(1)イメージに近いデザイン例を探し、差別化したいポイントを見つける

どのようなデザインがイメージに近いのか、まずは参考となるデザイン例を探しましょう。
・〇〇(商品のカテゴリ)+パッケージデザイン
・「パッケージデザイン+スタイリッシュ(かわいい、かっこいい、シンプル)
などをキーワードに、インターネットでパッケージのデザインを探してみましょう。

その商品と比べて自社商品の優れている点や、自社商品にしかないポイントを挙げ、デザイン会社に伝えることで、デザインの方向性を共有しつつも差別化された“オリジナル”のデザインへと仕上げることができます。

 

(2)商品の基本情報をわかりやすく整理する

“報告”の基本として使われている【5W1H】を利用し、パッケージデザインに必要な情報を全て明確に伝えましょう。

When(いつ):日常生活の中でどういったシチュエーションで使われるものなのか。また、販売予定時期などについて。
Where(どこで):どのような場所で販売されることを想定しているか。
Who(だれが):ターゲットとしている消費者層について。
What(なにを):商品がどのようなものなのかの具体的な情報。
Why(なぜ):なぜその商品を販売するのか、そして消費者はなぜその商品を必要とするのか(ニーズ)など
How(どのように):商品の使い方や、食品類であれば摂取方法などについて。

このように、商品の基本情報をわかりやすくまとめておくと、デザイン会社への情報共有が非常に楽になります。

 

(3)伝える内容に優先順位をつける

商品コンセプトや競合商品情報、希望納期など、デザイン会社へ伝えるべき内容はたくさんありますので、「伝える内容」の優先順位を考えておきましょう。

それにより、たくさんある情報の中でも、「軸」となる一番大切な部分から「補足程度」の情報まで、パッケージデザインに必要な要素温度感を上手く伝えることができます。

 

 

3.パッケージデザイン作成 ~依頼するデザイン会社を選ぶポイント~

 

 

プロにパッケージデザインを頼むのであれば、魅力あふれるデザインを期待したいですよね。
そのためには、失敗しないためのデザイン会社選びが重要です。
こちらでご紹介するポイントをぜひ参考にしてみてください。

 

■デザイン会社を調べ、候補をピックアップする

 
インターネットなどで、パッケージのデザイン会社に関する情報を入手しましょう。
会社ごとにサービス内容も異なります。マーケティングから対応可能、パッケージの仕様についても提案が可能、パッケージの制作(梱包)まで一貫対応できる、など、さまざまです。
そして、自社が希望する対応範囲に合ったデザイン会社を数社選定し、制作実績や得意とする分野、デザインテイストなどについても確認しましょう。

 

■制作会社との相性も大切

 
良いパッケージデザインに仕上げるためには、デザイン会社と依頼者側が円滑にコミュニケーションを図り進めていくことが大切です。
まず問い合わせの段階で、「レスポンスの内容に違和感を覚えることなく、会話がしやすい」と感じるデザイン会社であれば、制作期間中のやり取りもスムーズに進む可能性が高いです。
円滑でスムーズなやりとりは、より良いパッケージデザインの仕上がりにも影響します。
実績や費用から判断するのではなく、やり取りのしやすさ=“相性のよさ”も選定基準とすることをおすすめします。

 

■パッケージデザイン以外の分野の対応

 
パッケージデザイン専門のデザイン会社に依頼すれば安心、と思う方が多いと思います。
しかし、実際に商品を販売する際は、「ホームページ(ECサイト)「広告用ランディングページ」「パンフレット」などの宣伝ツールを使って販売していくことが多いと思います。
このようなツールについても対応できる会社であれば、“商品コンセプトの共有”が一度で済み、統一感のある商品プロモーションを進めることが可能となります。

 
 

まとめ

 
今回は「パッケージデザインの作成」をキーワードに、作成方法やデザイン会社へ依頼する際のポイントなどをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
パッケージデザインを作成する際の参考になれば幸いです。

当社では、新規商品のパッケージデザインの制作はもちろん、既存商品の売上アップに向けたブランディングや各種ツールの制作などをワンストップで対応しております。
商品パッケージやブランディングに関するお困りごとがありましたら、ぜひ一度LEFANAへご相談ください。

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