GLOSSARY

用語集

CMYK

読み方
シーエムワイケー

CMYKとは

CMYK(シーエムワイケー)とは、印刷物やデザインの世界で使用される色表現方式のことです。

C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色を組み合わせて、さまざまな色を表現します。

CMYKは主に印刷物で使用されています。

CMYKの仕組み

CMYKは減法混色と呼ばれる原理に基づいています。白い紙に色インクを重ねていくことで、さまざまな色を表現します。

各色の割合を0%から100%の間で調整することで、幅広い色彩を生み出すことができます。

  • C:100%, M:0%, Y:0%, K:0% = 純粋なシアン
  • C:0%, M:100%, Y:100%, K:0% = 赤
  • C:100%, M:100%, Y:0%, K:0% = 青

このように、CMYKの各色の配合を変えることで、多様な色を表現できるのです。

CMYKとRGBの違い

デザインの世界では、CMYKとRGBという2つの主要な色表現方式があります。RGBはデジタル画面表示用、CMYKは印刷用と覚えておくとよいでしょう。

RGBは加法混色と呼ばれ、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の光を組み合わせて色を表現します。一方、CMYKは先述の通り減法混色です。

この違いにより、同じ色でもRGBとCMYKで表現すると微妙に異なって見えることがあります。特に、鮮やかな色はRGBの方が表現しやすく、CMYKに変換すると少し色あせて見えることがあります。

Webデザインにおけるカラーマネジメント

Webデザイナーやデジタルマーケターにとって、CMYKとRGBの違いを理解することは非常に重要です。なぜなら、デジタルで制作したデザインを印刷する際に、色の見え方が変わってしまう可能性があるからです。

例えば、Webサイトのデザインをする際にRGBで作業し、そのまま名刺やパンフレットなどの印刷物に使用すると、色が予想外に変化してしまうことがあります。このような事態を避けるために、以下のような対策が必要です。

  • デザインソフトでCMYKプロファイルを使用する
  • 印刷前にCMYKへの変換をテストする

CMYKの活用シーン

CMYKは主に印刷物の制作で使用されますが、デジタルマーケティングの分野でも重要な役割を果たします。以下に、CMYKが活用されるシーンをいくつか紹介します。

1. ブランディング資料の制作

企業のロゴやブランドカラーを決める際、CMYKでの色指定は欠かせません。これにより、名刺、パンフレット、看板など、さまざまな媒体で一貫したブランドイメージを維持できます。

2. 雑誌広告やチラシの制作

雑誌やチラシなどの印刷物広告を制作する際、CMYKでのカラー設定が必要です。鮮やかで印象的な広告を作るには、CMYKの特性を理解し、適切な色選びをすることが重要です。

3. パッケージデザイン

商品パッケージのデザインでは、CMYKを使用して正確な色表現を行います。特に食品や化粧品のパッケージでは、商品の魅力を最大限に引き出すカラーデザインが求められます。

4. オフライン・オンラインの統合マーケティング

デジタルマーケティングとオフラインマーケティングを統合する際、CMYKとRGBの両方を考慮したデザイン戦略が必要です。例えば、Webサイトとパンフレットで一貫したビジュアルイメージを作り出すには、両者の色表現の違いを理解し、適切に調整する必要があります。

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