アーンドメディア
読み方
アーンドメディア
アーンドメディアとは
アーンドメディアとは、「トリプルメディア」と呼ばれる3つのメディア形態の1つで、ユーザーや消費者自身が主体となって情報を発信するメディアを指します。
アーンド(earned)は「獲得する」という意味であり、企業が広告費を支払うのではなく、ユーザーや消費者が自発的に情報を共有したり、評価を発信することで広がるメディアの形態です。
アーンドメディアの具体例
アーンドメディアは、消費者や第三者が発信するコンテンツが主体となるため、その範囲は非常に広いです。以下のような例が挙げられます。
- 口コミサイト: 食べログやトリップアドバイザーのように、ユーザーが体験や評価を投稿するサイト。
- SNS: X(旧Twitter)やInstagramでの投稿、シェア、コメント。
- 掲示板: 2ちゃんねるやYahoo!知恵袋のような、意見や質問がやり取りされる場。
- ブログ: 個人のブログ記事で商品レビューや体験談が書かれるケース。
アーンドメディアの特徴
アーンドメディアにはいくつかの特徴があります。このメディア形態が他のペイドメディアやオウンドメディアと異なる点を見てみましょう。
- 信頼性が高い: 消費者自身が情報を発信するため、広告とは異なるリアルな声として受け取られることが多いです。
- 拡散力がある: 特にSNSでの投稿は、シェアやリツイートによって急速に広がる可能性があります。
- コストが低い: 企業が直接広告費を払う必要がないため、費用対効果が高い場合があります。
アーンドメディアの活用方法
アーンドメディアを活用することで、企業のマーケティング戦略に新たな力を加えることができます。ただし、これには適切なアプローチが必要です。
- 良質な商品やサービスの提供: 消費者が自然に口コミやレビューを投稿したくなるような体験を提供することが重要です。
- SNSキャンペーンの実施: ハッシュタグを使ったキャンペーンを行い、投稿を促進することができます。
- レビュー対応: 消費者からのレビューや質問に丁寧に対応することで、企業の信頼を高めることができます。
アーンドメディア活用の注意点
一方で、アーンドメディアには以下のような注意点もあります。
- 消費者の評価はコントロールできないため、ネガティブなレビューも拡散される可能性がある。
- 長期的な信頼関係の構築が必要で、即効性は期待しにくい。