タブレット

読み方

タブレット

タブレットとは

タブレットとは、携帯性に優れた平板状のデバイスです。

スマートフォンと同様の機能を持ちつつも、より大きな画面を持つことが特長です。もともと手書き入力やペン入力に適したデバイスとして登場し、現在では多くの家庭やビジネス環境で利用されています。

一般的に、タブレットはタッチスクリーンを採用しており、キーボードやマウスの代わりに指やスタイラスペンで操作が可能です。

Webデザインにおいて、これまでのデスクトップのみをターゲットにしたデザインから、スマートフォンやタブレットなどの多種多様なデバイスに対応することが求められています。このような異なるデバイスに対応するために考慮すべき重要な概念が「レスポンシブデザイン」です。

タブレットユーザーが快適にWebサイトを閲覧できるように、デザインは柔軟性を持ち、画面サイズに応じて適切に表示される必要があります。

具体的な技術としては、メディアクエリやフレキシブルグリッドなどがあります。これらを用いることで、タブレットでも最適なサイズで表示されます。

タブレットをターゲットにしたWebデザインでは、いくつかの重要なUI/UXデザインのポイントがあります。主に以下の点に注意が必要です。

タブレットでは、マウスと異なり指で直接操作します。そのため、各種ボタンやリンク、入力フィールドが十分な大きさを持つことが重要です。タップできる要素は、指でタップしやすい約44×44ピクセル以上のサイズが推奨されています。

画面の大きさがスマートフォンよりも大きいとはいえ、デスクトップほどの広さはありません。そのため、ナビゲーションメニューのコンテンツはコンパクトで分かりやすく整理することが求められます。ハンバーガーメニューやドロップダウンメニューなどを有効に活用すると良いでしょう。

ここでは、Webデザインにおけるタブレットの具体的な使用ケースを紹介します。

タブレットは教育現場で広く利用されています。オンライン教材やインタラクティブな学習アプリは、タブレットの大画面を活かしてより効率的に学びを提供することができます。Webデザインにおいても、教育コンテンツは視覚的にわかりやすく、操作性の高いデザインが求められます。

ビジネス環境でもタブレットは重要な役割を果たしています。例えば、プレゼンテーションやデータ分析のツールとして利用されたり、現場での作業報告や在庫管理に用いられたりします。ビジネス向けのWebアプリケーションのデザインでは、スピーディーで直感的な操作性が求められます。

エンターテインメント分野でも、タブレットの利用が進んでいます。動画ストリーミングサービスやゲームアプリは、タブレットの大画面での利用を前提としてデザインされています。そのため、高解像度のグラフィックや音声、そしてスムーズな操作性が重要です。