SNS
2025/05/15

【ホテル・旅館×インスタ】活用メリットから成功事例と注意点、トレンドまで解説

「インスタグラムは若者向け」
「ホテルや旅館にとってはあまり関係ない」
こんなふうに思っていませんか?

でも実は、インスタグラムは“体験を売る”ホテル・旅館にこそぴったりのツールです。
写真や動画で伝えられる世界観、旅先の魅力、スタッフの温もり…。こうした要素が、宿泊を検討しているユーザーの「行ってみたい!」という気持ちを後押ししてくれます。

私が代表を務めるブランディング会社「LEFANA(レファーナ)」では、あらゆる業界におけるインスタグラムの活用・運用を手掛けています。実際に「予約が増えた」「ファンが増えた」といったお声を多くいただいています。

本記事では、インスタグラムがホテル・旅館の集客やブランド力向上にどう貢献できるのかを、わかりやすくご紹介していきます。「自分の宿にも応用できそう」と思っていただけるヒントが見つかれば幸いです。

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著作者プロフィール

得意なジャンル:美容、アパレル、グルメ、不動産、旅行、イベント

前職で東京ガールズコレクションの初期メンバーでロゴデザインなどのブランディングを担当。その後独立して飛び込み営業で桂由美ホームページを1000ページ受注、小室哲哉プロデュースユニットのジャケットデザインのディレクション。ほかSIXPADのインスタ撮影をLAでプロデュース、伊藤忠リーテイルリンク様の商品ブランディングを行っています。

ホテル・旅館におけるインスタグラム活用の重要性

「インスタグラムは、飲食店やアパレルがやるものでは?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。でも実は、ホテル・旅館のように“体験”を売る業種にこそ、インスタグラムの魅力がフィットします。

私たち「レファーナ」では、さまざまな業種におけるインスタグラムの企画・制作・運用を多く手がけています。業種は違えど、「どう魅力を伝えるのか」「どう差別化するのか」という各社の悩みは共通しており、インスタグラムの使い方次第で、売上や問い合わせの数が大きく変わることを実感しています。

ここでは、ホテル・旅館がインスタグラムを活用することの重要性を、3つの視点からご紹介します。

1.写真と動画で“非日常体験”をダイレクトに届けられる

インスタグラムは、言葉よりも「見た目」で伝えるSNS。つまり、目で見て感じることができる“体験型の商品”と相性抜群です。

 ホテルや旅館で言えば、次のようなシーンが投稿の材料になります。

  • 客室から見える絶景
  • 湯けむりに包まれる露天風呂
  • 手間ひまかけた料理のアップ写真
  • 季節の飾りつけや館内の演出

こうした投稿を見るだけで、「ここに泊まってみたいな」「このお風呂に入りたいな」と直感的に感じてもらえるのが、インスタグラムの大きな強みです。

とくに旅行や宿泊といった“非日常”の体験は、ユーザーの心を動かしやすいため、写真・動画を通じた世界観の発信が効果的なのです。

2.「#〇〇温泉」で検索する時代に

従来は「〇〇旅館 おすすめ」といったキーワードでGoogle検索するのが一般的でしたが、近年では「#〇〇温泉」などのハッシュタグ検索をインスタグラム上で行うユーザーが増えています。

実際、若年層や女性を中心に、「旅先をインスタで探す」スタイルが定着。「どんな雰囲気か」「どんな体験ができるのか」を、写真や動画からイメージして予約に進む傾向があります。

つまり、ホテルや旅館は今、単なる“宿泊先”ではなく、「旅行の主役」として選ばれる時代になりました。インスタグラムで世界観を伝えることは、お客様との“出会いの場”を作ることと言えます。

 3.世界観の発信がブランディングにつながる

インスタグラムの魅力は、単なる情報発信にとどまりません。投稿のトーンや色味、構成、テーマを統一することで、宿の世界観やブランドイメージを築くことができます。

たとえば、

  • 「和モダン×大人の癒やし旅」
  • 「親子三世代で楽しめる宿」
  • 「女子旅にぴったりの絶景温泉」

こうしたテーマをもとに投稿を組み立てれば、「自分にぴったりな宿だ」と感じてもらえる確率がぐっと上がります。

加えて、実際に宿泊したお客様の写真やストーリーを紹介することで、リアルな体験談としての信頼性も高まります。フォロワーとのコメントでのやりとりも、“距離感の近いブランド”としての親しみを生みます。

このように、インスタグラムは「見つけてもらう」「好きになってもらう」「行ってみたくなる」という一連の流れを生み出す、非常に強力なツールなのです。

 ホテル・旅館がインスタを活用するメリット

インスタグラムは、ただ写真を投稿するだけでなく、世界観の発信やファンとのつながり、予約のきっかけづくりまで、多くのメリットをもたらしてくれます。ここでは、ホテル・旅館がインスタグラムを活用することで得られるメリットを3つに分けてご紹介します。

1. 行きたい気持ちを高める

ホテルや旅館の魅力は、言葉で説明するよりも“写真や動画で伝えるほうが早い”ことが多くあります。

たとえば、

  • 湯気が立ちのぼる温泉
  • 四季折々の庭園や自然の景観
  • 料理長こだわりの一皿
  • 客室からの朝焼けや星空の眺め

こうした魅力は、インスタグラムのビジュアル中心の構成と非常に相性が良いのです。

投稿を見たユーザーは、「ここに泊まってみたい」「この景色を自分の目で見てみたい」と思うようになり、それが実際の予約や問い合わせにつながっていきます。インスタグラムは、まさに“行きたい気持ち”を高めるツールなのです。

2. ファンとの距離が縮まり、リピーターも増える

インスタグラムには、投稿やストーリーズを通じて「人となり」や「ストーリー」を伝えられるという魅力があります。

たとえば、

  • 宿の女将さんやスタッフの紹介
  • お客様との心温まるエピソード
  • 地元の観光情報やイベント告知

こうした投稿が続くことで、フォロワーとの距離がぐっと近づきます。

また、コメントへの返信やDMでの対応を丁寧に行うことで、「感じのいい宿だな」「親切にしてくれそう」といった印象を持ってもらいやすくなります。

一度泊まってくれたお客様が、帰ってからもインスタグラムをフォローし続けてくれる。そんなつながりを持てるのも、インスタならではの強みです。

3. 広告やハッシュタグで“届けたい人”に情報が届く

インスタグラムの大きなメリットのひとつが、「届けたい相手に、ちゃんと届けられる」ことです。

位置情報を使えば「この地域に住んでいる人」や「この温泉地を検索している人」に投稿を表示できます。広告機能を使えば、年齢や性別、興味関心などでターゲットを絞って投稿を見せることもできます。

また、「#女子旅」「#赤ちゃん連れOKの宿」「#ひとり旅応援」など、検索されやすいハッシュタグ(#)を使うことで、宿を探しているユーザーの目にとまりやすくなります。

つまり、インスタグラムは“届けたい人”に“届けられる”媒体として、とても優秀なのです。

 

こうしたインスタグラムのメリットを最大限にいかすためには、戦略的なアプローチが不可欠です。単に写真を投稿するだけでなく、ターゲット層の興味関心に合わせたコンテンツ作り、適切なハッシュタグの使用、効果的な広告運用など、総合的な戦略が必要となります。

ユーザーの心に刺さるコンテンツづくりの戦略を知りたい方は、以下の記事で詳しく解説してますので、ぜひ合わせてご確認ください。

成功しているホテル・旅館のインスタ活用事例


次は、インスタグラムでの集客やブランディングに成功しているホテル・旅館の事例を3つご紹介します。それぞれのアカウントの運用スタイルを「アカウントの特徴」「コンテンツの特徴」「参考になるポイント」の3つの観点で解説していきます。

星野リゾート

星野リゾートは、全国に多彩なブランドの宿泊施設を展開する大手リゾート企業。「旅を楽しくする」をテーマに、旅の目的に合わせた宿泊施設や日帰り施設を運営し、国内外のファンに向けて星野リゾートの楽しみ方を発信しています。

https://www.instagram.com/hoshinoresorts.official/

※星野リゾートの公式インスタグラムより抜粋

アカウントの特徴

  1. ブランド全体の統一感
    →施設ごとの運用ではなく、星野リゾートというブランド全体の世界観を発信。
  2. 国内外の幅広いターゲット層
    →日本語・英語対応で、海外の旅行者にもアプローチ。
  3. ハイクラスリゾートとしての格を感じさせる構成
    →投稿の一つひとつが洗練されており、高級感を演出。

コンテンツの特徴

  1. ストーリー性のある投稿
    →土地の歴史や文化を丁寧に描いた、記憶に残る世界観。
  2. 高品質な映像・写真
    →四季の風景や料理、温泉などをリールや静止画で美しく紹介。
  3. ゲストとの距離を縮める投稿
    →スタッフのコメント入りや「体験レポート」風の投稿で親しみやすさをプラス。

参考になるポイント

  1. 写真のトーンを統一して、美しい世界観を形成
  2. リールやストーリーズの活用が的確で、情報発信力が高い
  3. 「宿泊予約ページ」への導線が明確で、集客にも直結

 Satoyama villa 本陣

 

長野県松本市にある「Satoyama villa 本陣」は、旧松本藩の本陣屋敷を改修した宿泊施設。かつて、松本藩主が松本平から上田へ抜けるために通った旧江戸街道の宿場、保福寺宿に立つ旧本陣小澤家の建物です。この空間に泊まることそのものが忘れがたい体験になります。

https://www.instagram.com/satoyamavillahonjin/

Satoyama villa 本陣の公式インスタグラムより抜粋

アカウントの特徴

  1. コンセプト特化型アカウント
    →「1日1組」「古民家体験」といった明確なテーマに基づいて投稿。
  2. 国内外のファンを意識した発信
    →英語併記や外国人観光客向けの情報を取り入れて運用。
  3. フォロワーとの信頼構築重視
    →派手さよりも誠実なコミュニケーションを重視し、安心感を醸成。

コンテンツの特徴

  1. 自然と暮らしの融合を感じる写真
    →田園風景や地元の素材を使った料理、古民家の佇まいを丁寧に表現。
  2. 情報性と共感性のバランスが取れた投稿
    →宿の設備紹介とあわせて、ゲストの声や感想も定期的に紹介。
  3. インスタ経由での予約導線が明確
    →ストーリーズで空き状況を発信、DM対応も丁寧。

参考になるポイント

  1. コンセプトが明確で、投稿内容に一貫性がある
  2. 予約導線がストーリーズに常設されていて親切
  3. 外国人向けの投稿もあるなど、視野が広い運用

熊魚菴たん熊北店 東京ドームホテル店

熊魚菴たん熊北店は、京料理の老舗です。東京ドームホテル店は京料理を楽しむレストランとしては都内随一の広さ。本格的な京料理のほか、鉄板焼、天婦羅、寿司の各料理別にお席が用意されています。こちらはホテル内にあるレストランのインスタグラムですが、私たち「レファーナ」で企画・制作・運用を手掛けています。

https://www.instagram.com/yugyoan_tankuma.tokyodome/

熊魚菴たん熊北店の公式インスタグラムより抜粋

アカウントの特徴

  1. 四季を映す京料理の美学
    → 旬の素材を用いた彩り豊かな料理を中心に、季節感のある投稿が印象的。
  2. 上質な“おもてなし空間”の表現
    → 店内の様子やお席のしつらえなど、落ち着いた雰囲気が伝わる内容が多い。
  3. ホテルとの連携を感じさせる情報発信
    → ホテル内の店舗という特性をいかした、特別会席や記念日利用などのシーン提案が豊富。

コンテンツの特徴

  1. 芸術作品のような料理写真
     → 上からの俯瞰や斜め構図など、美しい料理の写真でフォロワーが「保存したくなる」演出。
  2. 「特別な日に行きたい」と思わせる演出
    → 結納・顔合わせ・記念日といった“ハレの日”利用を意識した投稿文やビジュアルが魅力。
  3. 定期的なメニュー紹介でリピーターを刺激
    → 月替わり会席や季節限定の一品など、定期的な変化が楽しめることをPR。

参考になるポイント

  1. 美しい料理を美しく撮る光や構図の使い方
  2. 高級感や非日常を感じさせる“行きたくなる”理由づけ
  3. フィードだけでも十分に“ブランドの世界観”が伝わる構成

宿泊業界におけるインスタ活用時の注意点とリスク管理

インスタグラムはホテル・旅館にとって有効な集客ツールですが、運用にはいくつかの注意点もあります。投稿の仕方を間違えると、かえってブランドイメージを損ねてしまうことも。次は、ホテルや旅館がインスタグラムを活用する際に気をつけたいポイントと、リスクを最小限に抑えるための工夫を3つの視点でご紹介します。

著作権・肖像権トラブルを防ぐポイント

インスタグラムの投稿において見落とされがちなのが「著作権」や「肖像権」の問題です。たとえば、以下のようなケースでは注意が必要です。

  • 宿泊されたお客様の写真を載せたが、許可を取っていない
  • 他社サイトやパンフレットの画像をそのまま転載した
  • BGM入り動画を投稿したが、使用楽曲の権利を確認していない

これらはすべて、トラブルにつながる可能性があります。

特に宿泊施設では、客室やレストラン、温泉といった“プライベートな空間”が撮影対象になるため、利用者の顔が意図せず写り込んでしまうことも。投稿前に写り込んだ人物やナンバープレートなどがないか確認し、不安な場合は画像を一部加工(モザイクなど)する対応も有効です。

また、動画に使う音楽についても、インスタグラム内の「商用利用可能」な音源を使う、またはライセンス取得済みの音源を使用するなど、細かなルールを押さえておくことが大切です。

誤解を招く表現・炎上リスクを防ぐには

インスタグラムは“情報発信の場”であると同時に、“ユーザーとのコミュニケーションの場”でもあります。そのため、投稿内容が思わぬ誤解や炎上を招いてしまうケースも少なくありません。

たとえば、

  • 「絶対に予約が取れません!」「日本一の温泉です!」といった断定的な表現
  • 実際の設備や料理と異なる過度な加工写真の使用
  • 投稿と無関係なハッシュタグの乱用

これらはすべてユーザーに不信感を与える原因となり、炎上やクレームにつながることがあります。

投稿では「主観」と「事実」のバランスを意識し、誠実なトーンを保つことが大切です。たとえば「地元の食材を使った朝食が人気です」や「リピーターのお客様から“お湯がとても柔らかい”と好評です」など、お客様の声を引用することで信頼感を高めることができます。

また、万が一のトラブルに備えて、「コメント管理ルール」や「クレーム発生時の対応フロー」などを社内であらかじめ整備しておくと、安心して運用を継続できます。レファーナでは、インスタ運用マニュアルの整備といったご相談も承っています。

フォロワーが伸びない原因と改善方法

「せっかく毎日投稿しているのに、まったく反応がない…」というご相談もよくいただきます。インスタグラムの運用がうまくいかない場合、次のような“もったいないパターン”がよく見受けられます。

パターン1:売り込み色が強すぎる

「○月○日まで限定○%OFF!」「お早めにご予約を!」といった販促ばかりの投稿が続くと、フォロワーは疲れてしまいます。たまには「朝の庭の風景」や「客室から見える夕日」など、日常の一コマを投稿することで、心地よいタイムラインをつくることができます。

パターン2:アカウントに世界観がない

バラバラな色味・構図・キャプションの投稿が続くと、どんな宿なのか伝わりにくくなります。トーンやテーマを統一することで、フォローされやすいアカウントに変わっていきます。

パターン3:投稿タイミングや内容が合っていない

フォロワーの属性(年代、性別、地域など)に合った投稿タイミングや内容でなければ、なかなか「いいね」や保存につながりません。インスタグラムの「インサイト機能」を活用して、データをもとに改善を重ねることが大切です。

私たちレファーナでは、こうした「運用の詰まり」を解消するため、アカウント分析から改善提案、投稿設計まで幅広くサポートしています。宿泊施設ならではの強みや雰囲気を活かした発信をすれば、きっと反応も変わってきます。

SNS全般に言えることですが、どんなに気をつけていても、投稿内容やコメントへの反応が予想外に広がることがあります。特に注意したいのが、ネガティブコメントや悪意のある書き込みへの対応です。炎上を防ぐためには、「社内での投稿ルール」をあらかじめ決めておくことをおすすめします。

たとえば、

  • 投稿前のチェック項目を決めて共有する
  • コメント欄は定期的に確認し、必要に応じて非表示や返信を行う
  • 万が一の対応フロー(担当者・対応方針)を明確にしておく

こうした基本的な備えがあるだけで、万が一のときにも落ち着いて対応できます。

2025年のインスタグラムトレンドと宿泊業界への影響

インスタグラムのトレンドは年々進化しており、2025年も例外ではありません。これまで以上に「体験」や「共感」が重視される中で、ホテル・旅館がどのようにアプローチを変えていくべきか、最新の動向とその影響についてご紹介します。私が運用代行サービスを通じて実感している「現場のリアル」も交えながら、これからのインスタグラム戦略を一緒に考えてみましょう。

“体験を売る”ビジュアルコンテンツが主流に

これまでのインスタグラムでは、館内や料理など「モノ中心」の投稿が多く見られました。しかし、2025年のトレンドは「どんな時間が過ごせるのか」「どんな気持ちになれるのか」といった“体験ベース”の投稿にシフトしています。

たとえば、

  • 客室で朝日を浴びながらコーヒーを楽しむひととき
  • 家族で囲む夕食時のあたたかな空気
  • ひとり旅で静かに本を読むロビーの椅子

こうした情緒的なカットは、実際に滞在しているような感覚をユーザーに与え、「ここに泊まりたい」という気持ちを喚起してくれます。

また、今のユーザーは“自分がその場にいるかのように感じられるか”を重視して投稿を見ています。そのため、カメラ目線ではない自然な構図や、あえて非対称なレイアウトなども好まれる傾向です。いわゆる「映え」を追うよりも、作り込みすぎていない「リアルな余白」がある写真のほうが心に刺さるようです。

リール動画・ストーリーズの活用がますます鍵に

動画コンテンツの重要性も高まっています。特に注目されているのが、縦型短尺動画の「リール」と24時間で消える「ストーリーズ」です。

たとえば、

  • スタッフが案内する客室紹介のリール(1分以内)
  • チェックインから夕食、温泉、就寝までの滞在イメージをテンポよくまとめた動画
  • 朝食の準備風景や裏方スタッフの働きぶりをストーリーズで発信

といった投稿は、静止画では伝わらない“空気感”を届けてくれるため、ユーザーとの距離を縮める大きな武器になります。

レファーナでも、最近は「動画はハードルが高い」と感じていた企業の方々が、スマホで撮影したシンプルな動画を使って大きな反響を得た事例もあります。編集アプリも無料で優れたものが増えており、プロに頼まなくても“伝わる動画”をつくれる時代になっています。

動画はハードルが高く見えがちですが、完璧さよりも「人の温度」や「暮らしの臨場感」を大切にする姿勢が、2025年以降のトレンドにマッチします。

“ターゲティング広告”の進化で効率的な集客が可能に

2025年のインスタグラム広告は、より高度なターゲティングが可能になっています。「地域」「年齢」「関心ごと」などに加え、「最近旅行関連の投稿を保存した人」など、行動履歴に基づいた配信も精度を増しています。

たとえば、

  • 20代女性で「ひとり旅」投稿をよく見る層に向けて、静かな一人旅プランを訴求
  • ファミリー層向けに、夏休みの子連れ歓迎プランを動画付きで発信
  • キャンプ好きに対し、“温泉付きのグランピング体験”を提案

といった形で、届けたい人にだけ情報を届けることができます。

投稿型の広告にDM(ダイレクトメッセージ)ボタンを設置すれば、インスタグラム内で問い合わせまで完結させることも可能に。私たち「レファーナ」が運用代行をしているアカウントでは、「インスタからのDMが増えて、電話対応が減った」という声もあり、業務効率にも良い影響をもたらしています。

費用をかける広告だからこそ、“誰に見せるか”の精度が非常に重要になってきます。感覚ではなく、データに基づいた設定をすることが、広告効果を最大化する近道です。

まとめ|戦略的なインスタ活用でホテル・旅館の集客を加速させよう!

「ホテルや旅館の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい」「インスタを始めたけど、どうすれば予約につながるのか分からない」──そんなお悩みをお持ちの方も多いかもしれません。ですが、インスタグラムは“感覚”だけでなく、“戦略”を持って運用することで、確実に成果へとつなげていけるツールです。

ここでは、ホテルや旅館がインスタグラムを最大限に活用していくための、戦略的な取り組み方についてお話しします。

目的の明確化から始める

インスタグラムを使って、どんな効果を得たいか。まずはここを明確にすることが何よりも大切です。

たとえば、

  • 「自社予約を増やしたい」
  • 「ブランド認知度を高めたい」
  • 「平日や閑散期の集客につなげたい」 

これらの目的によって、発信の内容やトーン、頻度まで変わってきます。目的があいまいなままでは、ただ投稿を続けるだけの“自己満足アカウント”になりかねません。まずはゴールを決めて、「誰に」「何を」「どう伝えるか」を逆算して組み立てることが大切です。

レファーナでは、運用スタート前に必ず「ペルソナ(理想の顧客像)」の設計からお手伝いしています。この作業があるかないかで、半年後の成果は大きく変わります。

見た目・中身・仕掛けの3軸で考える

「戦略的なアカウント運用」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、ポイントはシンプルです。運用の柱になるのは次の3つです。

見た目(ビジュアル設計)

フィード全体の世界観を整えることは、ブランドの印象に直結します。

たとえば、

  • フィルターや色味を統一する
  • テンプレートやロゴを入れる
  • 同じレイアウトでシリーズ投稿を続ける 

全体的に「統一感」を持たせることで、好印象のアカウントが完成します。デザインのコツをまとめた記事もありますので、ぜひご参考になさってください。

中身(投稿内容の戦略)

宿泊施設の場合、「プラン紹介」や「料理紹介」だけでは、すぐにネタ切れしてしまいます。以下のように、テーマをいくつか設けておくと運用がスムーズになります。

  • 施設の裏側(清掃・整備・食材の仕込みなど)
  • スタッフ紹介(名前や趣味を交えて親しみを)
  • 地元の魅力(近隣の観光スポットや飲食店)
  • 季節の風景やイベント
  • フォロワーからの質問への回答(Q&A形式)

こうした投稿が「この宿、雰囲気いいな」「次の旅先にしよう」と思ってもらえる“きっかけ”になります。

 仕掛け(反応を促す仕組み)

投稿の最後に「ハッシュタグ」や「問いかけ」を入れたり、ストーリーズでアンケートを実施したりと、ユーザーの反応を促す工夫も戦略のひとつです。

また、予約ページや問い合わせフォームへのリンクをストーリーズハイライトに常設しておくのも有効です。気になったユーザーが“迷わず次のアクションに進める導線”を整えておきましょう。

成果につなげるには「継続」と「検証」がカギ

インスタグラムでは、短期間でバズを狙うよりも、「継続的に、戦略的に育てていく」ことが大切です。

たとえば、

  • 投稿の曜日・時間帯による反応の違い
  • 写真の構図や色味によるエンゲージメントの変化
  • ハッシュタグの使い方によるリーチの伸び具合

これらのデータを定期的に振り返るだけでも、次回以降の投稿精度が格段に上がります。レファーナでも、支援させていただいている企業様に毎月「運用レポート」をお渡しし、どの投稿が効果的だったか、今後はどう伸ばすかを一緒に考えています。こうした地道な検証と改善の積み重ねが、確実に成果につながっていくのです。

レファーナは、運用前の現状調査と競合分析から、アカウントの立ち上げ、投稿代行、コメント・フォロー対応、運用レポートの作成、ソーシャルリスニングまで、包括的なサポートを行っています。

戦略的なインスタグラム活用で、ホテル・旅館ビジネスを次のステージへ引き上げてみませんか?ぜひ、Lレファーナに相談してみてください。毎月5社限定でSNSの提案を初回無料で受けられるキャンペーンも実施中ですので、ぜひお早めにご相談ください。
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